ブドウ糖は「腸」を疲弊させる。
健康の源泉である「腸」に大きな負担を与える
食べ物があります。
白米やパン、麺類などの主食といわれる炭水化物
食品です。
特に白く精製されたものは腸内細菌のエサと
なる、食物繊維や・・・
腸の調子を整える微量ミネラルなどが削ぎ落と
されているから摂り過ぎ注意です。
これらの炭水化物食品が腸の負担になるのは・・・
ブドウ糖をたくさん含むからです。
なぜ?砂糖は腸の負担になるのでしょう。
「小腸」が栄養源としてるのは・・・
昆布やチーズ、緑茶、シイタケ、トマト、魚介類
などに含まれる・・・
*グルタミン酸です。
「大腸」の栄養源は・・・
水溶性の食物繊維をエサとして・・・
*腸内細菌がつくりだす「短鎖脂肪酸」という
栄養素です。
「小腸」も「大腸」もブドウ糖をエネルギー源にして
ないのです。
それなのに・・・
ブドウ糖が入ってくると・・・
小腸はブドウ糖の消化吸収作業を真っ先に
強いられます。
「脳」が欲しがるからです(ガン細胞も)。
ブドウ糖は「脳」と「ガン細胞」の大好物であり・・・
ブドウ糖の吸収を「脳」が執拗に求めるのです。
日本糖尿病学会が推奨する食餌療法は・・・
エネルギーの約4割を「糖質」から摂取すると
いう「高糖質・カロリー制限食」で・・・
糖尿病研究の最先端といわれるADA・・・
アメリカ糖尿病学会(ADA)が2013年に「糖質制限食」
を糖尿病治療食として無条件で第一選択肢の1つに採用
したのとは・・・
大きなズレがあります。
日本の場合、食事の4割を「糖質」で「腸」にタダ働きを
させる、無茶な「食餌療法」と言えます。
1日3食と間食のたびにブドウ糖が入ってくれば・・・
自分のエネルギーにならない栄養素の為に「腸」は
1日中働き続けることになってしまいます。
主食やお菓子の炭水化物のg数を確認して下さい・・・
40〜60グラム数が普通でほとんどは「糖分」です。
これらを食べ過ぎて・・・
胸焼けがして・・・
胃酸がこみ上げてくる事がありますよね。
「腸」がタダ働きに疲れて・・・
悲鳴をあげているサインです。
「腸」が疲れると・・・
「腸内細菌」が正常に活動出来なくなり・・・
「腸内バランス」が崩れ「悪玉菌」優勢となり・・・
「免疫力」が低くなって病気を防げなくなってしまいます。
もう一度繰り返します。
第一に「腸内バランス」が崩れます。
第二に「肥満」になり、病気になりやすい体になります。
体内で使いきれなかった「ブドウ糖」は中性脂肪へ
変質して脂肪組織に蓄えられるからです。
第三に「糖尿病」を発症するリスクが高まります。
動脈硬化や感染症を起こしやすくなります。
これらは無関係ではなく連鎖しています。
因子は明らかに「ブドウ糖の摂りすぎ」です。
成人から40歳ぐらいまではブドウ糖がエネルギーと
して消化されるので適量ならば害にはなりませんが・・・
50歳を越えてきたらリスク要因となります。
意識をして腸や体を労わりましょう。