ガンって?(日本人の死因トップはガン)
日本人の死因トップは「ガン」ですが、
国立研究開発法人国立がん研究センターの
【2015年予測】によると・・・
罹患数(がんと診断されるがん患者の数)
2015年予測がん罹患数は、982,100人
(男性560,300人、女性421,800人)
2014年予測値より約10万人増加(予)。
高齢化とがん登録精度の向上も要因とのこと。
部位別罹患数(予)では・・・
大腸がん、前立腺がんの罹患が増加し、
男性においては前立腺が最多。
前立腺がんのPSA検診の普及が要因とのこと。
2015年予測がん死亡数
(がんで亡くなる人の数)
がん死亡数〔予)は370,900人
(男性219,200人、女性151,700人)
2014年の予測値より約4千人増加。
部位別死亡数(予)では、
全体では大腸の順位が上がっています。
厚生労働省2014年 「ガン部位別死亡者数」実数
全国モニタリング2011年
「ガン部位別罹患数」実数
(ガンと診断される患者数)
「ガンって?」
細胞が分裂するときの「コピーミス」で
「ガン」がはじまります。
私たちの体は約60兆個の細胞でできていて
細胞は絶えず分裂することによって
新しく生まれ変わっています。
細胞分裂は、遺伝子をもとにコピーされることで
起こりますが、発がん物質や生活習慣病の影響で
遺伝子が突然変異し「コピーミス」が起こることがあります。
このコピーミスが「ガン」のはじまりです。
でも、コピーミスが起きても、すぐにガンになるわけでは
ありません。
健康な人でも1日約5,000個のコピーミスが
起こっているといわれています。
通常、コピーミスで生まれた異常な細胞は、
体内の免疫細胞の標的となり、
攻撃されて死滅します。
ところが、免疫細胞の攻撃を逃れて生き残る
細胞がいて、「ガン細胞」となります。
それらが異常な分裂・増殖をくり返し、
10〜20年かけて「ガン」の状態になります。
*ガンは体中のどこにでも発生します。
ガンは、全身のあらゆる場所に発生する
可能性があります。
胃や肺、肝臓などの内臓はもちろん、
血液や骨、皮膚などにできるガンもあります。
一般的に、「胃ガン」や「肺ガン」などのように、
最初にできた部位の名前をとってつけられます。
なかには「脳腫瘍」や「白血病」など、
「ガン」という言葉がつかないものもありますが、
脳腫瘍は脳にできるガン
白血病は血液のガンです。
ガンは遺伝よりも生活習慣による発ガン
の方が影響が大きく、予防は私たちの
食習慣の改善等で発ガンリスクを減らす
事が出来ます。
発見が遅れるよりも早期発見を・・・
早期発見よりも早期に予防を・・・
心がけてよりリスクを抑えましょう。