アミラーゼ(消化分解酵素) お酒飲み、胆石、すい炎の人は注目項目
アミラーゼはデンプンなどを分解する消化酵素です。
すい臓とだ液腺から出されますが、すい臓からとだ液腺
から出るタイプが違うので、くわしく調べるとどちらから
出されたかが解かります。
アミラーゼ値が高い主な疾患はすい炎などで、
みぞおちや左上腹部、腰背部の痛みや
吐き気などの症状があって、アミラーゼ値が高い
場合はすい炎の可能性が高いです。
だ液腺やだ液中の石灰分が沈着して結石ができる
だ石症疾患でも値が高くなります。
すい炎には急性すい炎と慢性膵炎があり、
急性すい炎でははげしい腹痛をともないます。
すい炎の主な原因はアルコールの多飲や胆石が
考えられています。
胆石で胆道がつまると胆汁やすい液が逆流して
すい臓自身が消化されてすい炎になると言われてます。
アミラーゼの正常値
60〜200IU/L
*すい臓はデンプンなどを分解するアミラーゼ以外にも
リパーゼ(中性脂肪を分解する)
トリプシノーゲン(胆汁で活性化しタンパク質を分解する
トリプシンとなる)
を出していたり、有名なインスリン(血糖値を下げる)や
グルカゴン(血糖値を上げる)というホルモンを分泌
している大事な臓器です、
お酒の飲みすぎや胆石などすい炎の原因になる
兆候を見逃さないように、アミラーゼ項目をチェック
いたしましょう。