赤血球 少なくなったら貧血。
血液の細胞成分には
赤血球・白血球・血小板の3つがあります。
赤血球は酸素を運ぶ仕事
白血球は感染など外敵と戦う仕事
血小板は血液を固め、出血を止める仕事があります。
赤血球の中には酸素と結合しやすいヘモグロビンという
物質があり、ヘモグロビンが酸素を運びます。
赤血球が少なくなり酸素を運ぶ能力が低下することを
貧血といってます。
貧血になると各臓器の酸素が少なくなって、
酸欠状態となり、対応する為に血液を速く回そうと
するので、脈が速くなり心臓がはやく動く事から
動悸、息切れ、立ちくらみなどが起こります。
赤血球の検査は3種類
赤血球数
ヘマトクリット 血液中の赤血球が占める体積
ヘモグロビン 血色素量
赤血球の機能は酸素を運ぶことなので、
最も重要なのはヘモグロビン量です。
RHB/ヘモグロビン〔血色素量〕
正常値
男性 13.5?17.6g/dL
女性 11.3?15.2g/dL
10g/dL以下になると貧血症状が出てきます。
RBC/赤血球数
正常値
男性 427万?570万
女性 376万?500万
Ht/ヘマトクリット
正常値
男性 39.8%~51.8%
女性 33.4%~44.9%
*血液型
一般に血液型といえば
赤血球のABO式血液型を指し、輸血の時にRh式
血液型を合わせます。
日本人はRh-が少なくAB型Rh-の人は2000人に1人
といわれます。
以前はO型の血液はA型やB型どちらでも輸血出来る
と言われましたが、現在はよほど緊急で無い限り、
違う血液型の血液を輸血する事はありません。
血小板の輸血であっても、赤血球の型を合わせます。
ちなみに赤血球の寿命は120日ほどと言われてますが、
溶血性貧血の場合は30?60日くらいに寿命が短くなるので、
赤血球、ヘモグロビン量に注目しましょう。