肺ガン(日本人の死亡者数のトップ)
国立研究開発法人国立がん研究センター資料
国立研究開発法人国立がん研究センター資料
日本人の死亡原因のワースト1位が「ガン」です。
国立がん研究センターの2015年の予測では
ガン死亡者数は年間37万900人
臓器別ガン死亡者数で最も多いのが「肺ガン」で7万7200人
次いで大腸ガン、胃ガン、すい臓ガン、肝臓ガンと続きます。
上の表はガン死亡者数と
ガン罹患者(罹患者=ガンと診断された人)数の2つ
を載せていますので、ガンになりやすい臓器(部位)と
ガンで死亡につながる臓器(部位)を比較して下さい。
肺ガンは罹患者数でも2位、死亡者数では断トツの1位なので
肺ガンになる数も多く、死亡リスクも高いガンである事が
判ります。
それだけに肺ガンは特に早期発見と早期治療が必要なガンと
いえます。
肺ガンはできる場所によって大きく2つに分かれます。
主気管支から区域気管支など太い気管支に発ガンするのが
「中心型肺ガン」
肺胞にいたる細い気管支に発ガンするのが
「末梢型肺ガン」です。
中心型肺ガンの0期、いわゆる初期ガンには身体にやさしい
レーザーを使った「光線力学的治療(PDT)」が行なわれます。
口から入れる気管支鏡で出来るので身体的負担が少ない
治療法です。
中心型肺ガンは大きくなると主気管支の太い気道をどんどん
狭くし、呼吸困難な状況になるので、対処法として
レーザー光線でガンを焼灼する「焼灼療法」と
ステントというシリコンや金属でできた筒状の器具で
気道を確保する「ステント治療」などが行なわれます。
肺ガンの手術も根治を目指して出来るだけ多く切除しようから
なるべく小さく手術する方向に進んでいます、
その小さく手術する方法が「胸くう鏡手術」です。
初期、早期ガンで肺ガンが発見されると
レーザーを使った「光線力学的治療(PDT)」や
「胸くう鏡手術」といった負担の少ない対応が可能ですが、
進行ガンに至ると
「放射線療法」や「化学療法」が出てきます。
肺ガンはガンの中の死亡数ワースト1位が示す通り、
すべてのガンに共通する「早期発見」がより重要になる
ガンです。
発見の決め手となる検査は・・・
X線CT
内視鏡
喀痰検査が一般的ですが、PET検査などより小さな
(早期の)ガンを発見できる検査も頭に入れて、
極小ガンの発見に役立てましょう。
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