白血球
白血球は外敵を防御しています。
抹消に流れてる5種類の白血球
1、好中球
細菌などの外敵を食べて殺す働き。
2、好酸球
アレルギー疾患の原因となるヒスタミンなどを分泌する
アレルギー反応と関係する球。
3、好塩基球
真菌や寄生虫などの感染に抵抗する働き。
4、単球
いろいろな外敵を食べて、それを抗原としてリンパ球に
認識させる、抗原提示細胞。
5、リンパ球
いわゆる免疫反応細胞。
@T リンパ球
細胞性免疫と呼ばれる反応で
ほかの免疫反応を制御します。
AB リンパ球
外敵に対する抗体をつくります。
Bナチュラルキラー細胞
ガン細胞やウィルスに感染した細胞を殺す働き。
白血球の数だけではなく、5種類の割合が重要
白血球数の正常値
4000〜8000/μL
5種類の正常割合
好中球
50〜60%
好酸球
5〜10%
好塩基球
1〜2%
単球
10%前後
リンパ球
10〜30%
白血球が増える病気で多いのが感染症です。
細菌やウィルスの感染で体の防御反応が活性化して
白血球が増えます。
頻度は少なくても重大な疾患は白血病です。
リンパ球が異常に増える場合をリンパ性白血病
それ以外が異常に増える場合は骨髄性白血病が疑われます。
各種類の増加で感染症、自己免疫疾患、心理的ストレス、
神経・内分泌・消化器疾患や中毒、ステロイド剤など
多様な疾患が考えられるので、
白血球が正常値を越えたら、原因を調べてみましょう。