油脂の種類と蓄積されないαリノレン酸オメガ3
三大栄養素である糖質・タンパク質・脂質。
糖尿病克服においては・・・
糖質=減らす⇒糖質コントロール。
タンパク質=無制限⇒肉類も鶏肉中心に積極的に摂る。
脂質=どのような油脂がいいのでしょうか?
油脂は含まれている脂肪酸の性質から3つに分けられます。
1・飽和脂肪酸と一価不飽和脂肪酸
飽和脂肪酸=
ラード・バター・牛脂(ヘット)・バーム油など主に動物性脂肪
一価不飽和脂肪酸=
オリーブ油・なたね油・高オレイン酸型べに花油など
2・リノール酸
種子・ドレッシング・植物油・マーガリン・マヨネーズなど
3・αリノレン酸
野菜葉、根・しそ油・エゴマ油・亜麻仁油など
インスリンはブドウ糖を脂肪酸に変えて筋肉にとり込み
中性脂肪として蓄えます。
でも、筋肉中に脂肪のあきがないと脂肪酸に変われずに
血中に残ったままインスリン感受性が悪いと言う事で、
血糖値が下がらなくなるのです。
血糖値を抑えるコントロールには・・・
牛脂・べに花油・しそ油・魚油の4つの油脂比較試験で
牛脂とべに花油がインスリンに対して感受性が悪く、
αリノレン酸のしそ油と魚油の感受性が良い事や、
飽和脂肪酸やリノール酸は
体内にかなりの量が蓄積されたのに対し、
αリノレン酸は
体内から消失しやすく、蓄積されにくい事も
解かりました。
糖尿病の克服での油は・・・。
油脂の多い動物性脂肪やマユネーズ・マーガリンを避け、
3番αリノレン酸を多く含む・・・
オメガ3系列の
エゴマ油や亜麻仁油などを
調理、または摂取しましょう。
話題となったココナッツオイルもにおいや味が気にならない
方におすすめです。
また、口さみしい時はアーモンドやくるみをお菓子かわりに
食べるのも、良質な脂質やビタミンEが手軽に摂れていいですよ。