糖尿病の克服 スーパーフード

便秘の3パターン

 

脳の指令なしで独立して働ける腸は「第2の脳」と云われます。

 

よって・・・

 

「私、超ひどい便秘で嫌になっちゃうわ、ホホホ」と笑う人を

 

翻訳すると・・・

 

「私、超あたま悪くって嫌になっちゃうわ、ホホホ」となり、

 

思ってるより深刻な問題なのです。

 

ここは順天堂大学医学部の小林弘幸教授の「便秘外来」
から腸と便秘についてひも解いていきましょう。。

 

私たちが食べた物の栄養は腸で吸収され、
腸から血液によって、全身の細胞に送られます。

 

便秘の人の腸は汚れてるので、血液もドロっとして質が悪く、
細胞も嫌がって取り込まないので、
細胞周りの脂肪に栄養が蓄積され、
皮下脂肪、内臓脂肪がつき易くなるのです。

 

腸内細菌も悪玉帝国が築かれ、粗悪なガソリンを
全身に送ってるのと同じ状態で燃費も効率も悪くなり、
代謝機能も低下してしまいます。

 

腸には免疫細胞の多くが集まっていて、
免疫機能にも重要な役割を持っているので、
単なる消化器官ではなく体の健康にとって、
重要な「内蔵」なのです。

 

〜便のメカニズム〜

 

小腸=
約5〜7mの長さで胃で消化されなかった物を消化しながら、
体に必要な栄養素だけを選択して吸収し、体に取り入れます。

 

大腸=
約1.5mで小腸で栄養が吸収された消化物から水分を吸収
して便にしながら直腸へ送っていきます。
水分の吸収に問題が起こると下痢になります。

 

直腸・肛門=
直腸は大腸と肛門をつなぐ部分で、直腸に便が溜まって
拡張すると便意が脳に伝えられ、
直腸が収縮して便が押し出され
肛門括約筋がゆるんで排便が行われます。

 

〜便秘の3パターン〜

 

あなたはどのパターンですか?

 

1=腸のぜんどう運動に問題がある人

 

2=肛門括約筋に問題がある人

 

3=自律神経が安定してない人

 

1=
小腸・大腸合わせて6m以上ある腸はモノを移動させる為に
しゃくとり虫のように伸び縮みを繰り返し移動させます。
これが「ぜんどう運動」で低下すると腸内を動けず、
水分が必要以上に吸収されて硬くなりより動けなくなり・・・

 

「便秘」になります。

 

そして腸内に長く留まると腐敗し毒素を発生し、腸内環境は
一気に悪玉菌優勢の「悪玉帝国」が築かれ、
さらにぜんどう運動が起こらないという
負の便秘スパイラルに突入します。

 

原因は・・・
「腸内環境の悪さ」
「自律神経のバランスの悪さ」
「糖尿病」
「甲状腺機能の低下」
「抗うつ剤」によるぜんどう不全が考えられます。

 

2=
普通は直腸に便が溜まると肛門括約筋が反応して、脳から
「排便せよ!」ってなるのですが、肛門括約筋の反応性が
落ちてくると脳からの指令が出ず、
直腸に便が溜まって負のスパイラルが・・・

 

肛門括約筋の反応低下の原因は・・・

 

・便秘を放置する期間が長いほど、
直腸が伸びきった風船のようになり膨らんだままで、
便が溜まってる状態に気付かない事や、

 

・加齢によるセンサー機能の低下、

 

・痔などがある場合痛みを恐れてのセンサー機能の
自粛などがあげられます。

 

ちなみに
自分の意思で締めたり緩めたりするのは「外肛門括約筋」で
自律神経でしか動かせないのが「内肛門括約筋」で
直腸に便が下りてくると内肛門括約筋が開き、
外肛門括約筋との押し合いで,

 

便意と排便が行われます。

 

3=
自律神経には興奮モードの「交感神経」と
リラックスモードの「副交感神経があって、
一方の機能が上がればもう一方が下がる
シーソーのような関係で、

 

腸のぜんどう運動は緊張状態では動けずに主に
リラックスの副交感神経によって収縮して働きます。

 

 

旅行先で便秘になったり、心配事が重なって便秘になるのは
環境変化や心境変化に体が緊張してリラックス出来ない事で
ぜんどう運動が停止するからで・・・

 

自律神経は腸に大きな影響を与えているのですね。

 

旅先ではしょうがないとしても、考え事は思い詰めないで
気持ちを切り替えて、リラックスリラックス・・・。
体が切り替えたサイン「排便」して一息いれましょう!

 

 

便秘解消と腸内環境づくりはコチラ⇒

 

 

なるのプロフィール

なるのオススメ


 
糖尿病とは 活性酸素 奇跡の水 糖質コントロール 糖尿病の味方「紅菊芋」