健康長寿のカギを握る「腸内細菌」
「腸」を単なる消化器官と思っている人はこの記事を
読んで認識が変わります。
「腸」は「生命」をつかさどる一番大事な臓器です。
「脳死」になっても「生命」は終わりません、
「腸」を司令塔にして内臓各器官が働き続けるから
です。
しかし「腸」が死んでしまうと全臓器が働きをやめ、
「脳」も死にいたり私たちは死んでしまいます。
「腸」が原因となる病気は心臓・肝臓などの全器官、
関節、神経、脳にいたるあらゆる部位に及びます。
それは「腸」が「消化」「免疫」「解毒」という3大機能
を担っているからです。
なぜ「腸」が健康長寿のカギを握っているかはこの
3大機能にあります。
死因となる「病名」が先走り「怖れ」られますが、
大事なのは「病気の元を防ぐ」ことで、
人体に頑丈な城壁を築き病兵を跳ね除ける、
CM大量垂れ流しの「ゲーム・オブ・ウォー」の
ようなもので、この大事な「城壁」が「腸」の免疫
機能です。
「腸」は人体における最大の「免疫器官」です。
免疫とは病気から身を守る「城壁」のような
体内システムのことです。
食べた物が体内に吸収されるのは「小腸」からです。
「小腸」が吸収を許さなかったモノは体内に入る事
もなく、大便となって肛門から「排泄」されます。
「小腸」は消化吸収の人体最大の「城壁」です。
病原菌などの有害物質が口から入っても、「小腸」
が体内に侵入させなければ、病気は防げます。
「腸」には強力な「免疫システム」があります。
この「免疫システム」を支え活性化させているのが、
「腸」に棲む「共生菌」達です。
私たちの「腸」には2万種類、1000兆個もの
「腸内細菌」がいて・・・
「サイエンス」や「ネイチャー」など世界的な科学雑誌
でも「腸内細菌」の研究論文が次々と報告されています。
「腸内細菌」を元気にする「生活」をすれば「免疫システム」
が強化活性化され、宿主である人間も「健康長寿」を
まっとう出来る事が明らかにされています。
具体例では「風邪」や「インフルエンザ」などのウィルスも
口や鼻から吸い込んだだけでは発症しません。
感染するかどうかは人ごとの「免疫力」の強さによります。
「腸」が健全に働いて、「城壁」が壊れてなければ、
ウィルスの侵入を遮断できますし、「腸」の機能が
落ちていればウィルスが侵入し「発症」します。
日本人がせっせと取り組んでいる「殺菌行為」は
「腸」に「共生」している細菌たちも殺してしまうか
「変異」させてしまい、「免疫力」を落としてしまう
「行為」です。
大事なのは「菌」を殺すことではなく「共生菌」や「善玉菌」
を増やし「免疫力」や「城壁」を頑強にすることで、
「外敵ウィルス」を90%以上、
薬など使わなくても「排除」出来るのです。
「腸」のシステムを支える「腸内細菌」に毎日「エサ」である
「難消化性食物繊維」を与え育てて・・・
頑丈な「城壁」を築き・・・
外敵を跳ね返しましょう。